アジア株式市場サマリー:中盤(6日)

午前のシドニー株式市場は続伸した。5日発表された1─3月期のオーストラリア国内総生産(GDP)の伸びが予想を下回り、豪準備銀行(RBA、中央銀行)による追加利上げを巡る懸念が後退。金融株が上昇をけん引している。また、低調な5月のADP全米雇用報告を背景に9月の米利下げ観測が強まったことにも支えられた。
ただ、市場では、近いうちにRBAが利下げに転じる可能性はないとの見方も広がっている。
金融株指数(.AXFJ), opens new tabは0.6%高。約3カ月ぶりの高値を付けている。四大銀行は全て上昇。コモンウェルス銀行(CBA.AX), opens new tabが1%高、オーストラリア・ニュージーランド銀行(ANZ)(ANZ.AX), opens new tabは0.28%値上がりした。
鉱業株指数(.AXMM), opens new tabは0.4%上昇。半面、リオティント(RIO.AX), opens new tabは1.1%下落した。
産金株指数(.AXGD), opens new tabは1.9%高、エネルギー株指数(.AXEJ), opens new tabは0.3%高。
ハイテク株指数(.AXIJ), opens new tabは1.3%高。米株高にけん引された。
ヘルスケア株指数(.AXHJ), opens new tabは0.8%高。不動産株指数(.AXRE), opens new tabは0.7%上昇している。
ソウル株式市場は顕忠日のため休場。取引は7日に再開する。

LSEGデータに基づく値です。前日比が一致しない場合があります ※シドニー市場 ソウル市場 アジア新興国市場

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