中国・香港株式市場・大引け=中国下落、香港上昇 格付け見通し下げには反応薄

[上海 10日 ロイター] - 中国株式市場は不動産株が売られ下落して取引を終えた。
格付け会社フィッチは9日、中国の格付け見通しを「ネガティブ」に引き下げた。同国の財政見通しに対するリスクが高まっていることを理由に挙げた。 もっと見る
クレディ・アグリコルCIBの中国担当チーフエコノミスト、シアオジャ・ジー氏は「今のところ市場の反応は昨年12月のムーディーズによる引き下げに比べるとかなり抑制的なようだ。とはいえ、信頼感がすでに低下している中、中国に対する目先の市場心理を傷つける可能性はある」と述べた。
上海総合指数(.SSEC), opens new tab終値は21.2020ポイント(0.70%)安の3027.3349。
上海と深センの株式市場に上場する有力企業300銘柄で構成するCSI300指数(.CSI300), opens new tab終値は28.779ポイント(0.81%)安の3504.709。
金融株(.CSI300FS), opens new tabは0.86%安。不動産株(.CSI000952), opens new tabは3.99%安。
深セン指数(.SZSC), opens new tabは1.74%安。新興企業向け市場「創業板(チャイネクスト)」総合指数(.CHINEXTC), opens new tabは2.06%安。
香港株式市場はハイテク株主導で上昇。
ハンセン指数(.HSI), opens new tab終値は311.10ポイント(1.85%)高の1万7139.17。
ハンセン中国企業株指数(H株指数)(.HSCE), opens new tab終値は121.51ポイント(2.06%)高の6016.83。
エネルギー株(.HSCIE), opens new tabが1.9%高、IT(情報技術)株(.HSCIIT), opens new tabが2.96%高、金融株(.HSNF), opens new tabが1.09%高。

LSEGデータに基づく値です。前日比が一致しない場合があります ※中国株式市場香港株式市場

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