中国・香港株式市場・前場=下落、中国工業部門企業の収益鈍化を嫌気

[上海 27日 ロイター] - 中国株式市場は下落して前場の取引を終了した。中国工業部門企業利益の伸びが大幅に鈍化したことが相場を圧迫した。香港市場ではハイテク株の下げが目立った。投資家は6月の中国製造業購買担当者景気指数(PMI)に注目している。
中国国家統計局がこの日発表した1─5月の工業部門企業利益は前年同期比3.4%増と、1─4月の4.3%増から減速した。 もっと見る
上海総合指数(.SSEC), opens new tab前場終値は15.1327ポイント(0.51%)安の2957.3924。
上海と深センの株式市場に上場する有力企業300銘柄で構成するCSI300指数(.CSI300), opens new tab前場終値は14.290ポイント(0.41%)安の3465.975。
ハンセン指数(.HSI), opens new tab前場終値は368.92ポイント(2.04%)安の1万7721.01。
ハンセン中国企業株指数(H株指数)(.HSCE), opens new tab前場終値は142.89ポイント(2.21%)安の6334.35。
中国と香港の不動産株は、中国政府の前日の住宅購入コスト引き下げ措置にプラスの反応を示していない。
中国の金融セクターのサブ指数(.CSI300FS), opens new tabは0.4%上昇、消費財セクター(.CSI000912), opens new tabは0.85%、不動産指数(.CSI000952), opens new tabは0.85%、ヘルスケア指数 (.CSI300HC), opens new tabは1.32%、それぞれ下落した。
香港上場のハイテク企業は2.5%安。料理宅配アプリ大手の美団(3690.HK), opens new tab は2.9%安、電子商取引大手のアリババは2%安だった。

LSEGデータに基づく値です。前日比が一致しない場合があります ※中国株式市場香港株式市場

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