アジア株式市場サマリー:中盤(16日)

午前のソウル株式市場は5営業日続伸した。7月の米小売売上高が市場予想を上回り、米国の景気後退懸念が和らいだ。半導体株や自動車株が上げを主導した。
主要銘柄のうち、半導体大手のサムスン電子(005930.KS), opens new tabは2.20%高、同業SKハイニックス(000660.KS), opens new tabは5.52%高、電池メーカーのLGエナジー・ソリューション(373220.KS), opens new tabは1.34%高。
現代自動車(005380.KS), opens new tabが4.98%上昇し、傘下の起亜(000270.KS), opens new tabも2.54%高。
IT大手は検索のネイバー(035420.KS), opens new tabが1.21%、メッセージアプリのカカオ(035720.KS), opens new tabが0.68%、それぞれ値上がりした。
取引された930銘柄のうち、525銘柄が上昇、343銘柄が下落している。
外国人投資家は4580億ウォン(約3億3629万ドル)相当の買い越し。
シドニー株式市場は6営業日続伸している。好調な米小売売上高を受けて景気後退懸念が和らいだことから、米株価が上昇した流れに追随した。
7月の米小売売上高は前月比1.0%増で、市場予想を大幅に上回った。これを受けて、先週発表の失業率が悪化したことで広がった景気急減速への懸念が和らいだ。
オーストラリア準備銀行(RBA、中央銀行)当局者は、利下げを検討するのは時期尚早であり、基調的インフレ率が高過ぎると指摘した。
鉱業株指数(.AXMM), opens new tabは2.1%高と相場をけん引。大連市場の鉄鉱石先物相場が0.8%上昇したことを好感した。
金融株指数(.AXFJ), opens new tabは1.4%高。ナショナル・オーストラリア銀行(NAB)(NAB.AX), opens new tabは四半期の信用減損が予想を下回り、1.2%高。
エネルギー株指数(.AXEJ), opens new tabは2%高。IT、産金、ヘルスケア株指数(.AXHJ), opens new tabはそれぞれ0.9─1.7%上昇した。

LSEGデータに基づく値です。前日比が一致しない場合があります ※シドニー市場 ソウル市場 アジア新興国市場

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