上位の批判的レビュー
5つ星のうち3.0Rulo MC-RSF1000からの置き換え
2024年6月19日に日本でレビュー済み
7万円台で購入しました。
元々使用していたRuloが里子に出ることになったため安くなっていたこちらを代替品として買ってみました。
2年分新しいということや、iRobot社という先駆者の主力製品ということもあって基本性能は非常に優秀です。
ゴミを回収してくれる充電ベース兼用の集塵ベースがあることと、拭き掃除を兼ねられるのが主なメリットだと思います。
Ruloは集塵ベースがないため両者が同等の価格の場合、本体だけの価格で考えると実はj7+は比較的安価な機種なのかもしれません。
集塵ベースがあることで毎回ダストボックスを処理する必要がないのは大きいです。
その他、今のところ実感はありませんがカメラ式SLAMを採用していることで画像処理が強みになっていて、ペットのフンなどを引き摺ったりするのを防ぐことができるようです。
ただし日本市場に最適化されているわけではないためか日本の感覚では難があることも多く、その2点にメリットを感じないのであれば2年古いにもかかわらずPanasonicのRuloに軍配が上がるように思います。
まず静音性には驚くほどの差があり、j7+の夜間使用などは本当に躊躇われます。
吸引音も大きいですが吸引していないときの走行音だけでも非常に大きく、掃除後にベースがゴミを回収する際の音はさらに大きいです。
カメラ式とレーザー式の差からかマッピングにも難があり、カメラが見えない部分は認識できないため暗いところが苦手だったり、かなりまぶしいライトをつけっぱなしで動作する割にRuloに比べると感度はよくないです。
壁や家具にぶつからないのもRuloですが、その割に壁際のゴミの取り残しはRuloの方が明らかに少なく、ルンバは性能云々というよりそういったところをそもそもあまり気にしない文化の市場に最適化されているように思われました。
ベースに戻るのもRuloに比べると苦手で、壁や家具にぶつかっていく勢いが強めなためか、ぶつかりながらドアを自分で閉めてしまって閉じ込められて掃除後に元の位置まで辿り着けないことがよくあるなど、ドアより引き戸の方が得意なようです。
価格が同等で集塵ベースや拭き掃除に魅力を感じないのであればRuloを選ぶべきですが、その2点の優先度が高ければ日本向けに設計されているわけではないことを理解した上で購入する分には優秀だと思います。