たとえばパーティー用のネクタイ、目覚めの一杯をいれ るエスプレッソマシン、あるいは通勤時に使う新しいヘッドホンを買おうとしてインターネットにアクセ スしたとき、選択肢のあまりの多さに圧倒されたことはないだろうか? そんなときに役立ててほしいのが、このカタログだ。ショッピングに一家言あるGQ編集部の精鋭たちが選んだアイテムを一挙に紹介する。メンズウェアの定番から最新テクノロジーを生かした商品、グルーミンググッズの決定版まで、オススメの品が揃う。これで日々の生活がよりスタイリッシュになること間違いなしだ。
トム ブラウンがオックスフォードシャツをヒットさせた方法は、襟を80年代のウォールストリート風にして、裾に彼のシグネチャーであるネームタグを縫い込んだこと。
突然の大雨、雪でぬかるんだ歩道、沼地のようになったフェスの会場などなど、泥に遭遇したときに欲しくなるのが、この武骨な一足。オーストラリア発のブランドだ。
英国一の紳士用服飾用品専門店、ドレイクスのタイはロンドンで手作りされている。柄はテート美術館に展示されていてもおかしくないほど美しい。
風が吹きすさぶ冬の日、大きなオーバーコートに身を包んで歩くことほど快いことはないのではないだろうか。そして、このコートほど大きくて、繭のように身を包んでくれるものもない。イタリア産ウールメルトン地で作られた一着は、肩の曲線も美しい仕立てだ。
ふんわりとした大きなスカーフが欲しいなら、頼るべきはカシミアの専門家、ベグ アンド コーだ。内モンゴルから仕入れた最高級の素材を用いてスコットランドで手作りされる。
ワッフル生地のサーマルウェアほど快適な服もない。最高の一言に尽きる。
ロサンゼルスを拠点とするレス ティエンが得意とするスウェットパ ンツは最高級。テイラー並みのカッティング、かつ余分なものを削ぎ落とした気楽さはまさにロサンゼルスっ子好みだ。
PHOTOGRAPHS BY CIAN MOORE
WORDS BY YANG-YI GOH AND AVIDAN GROSSMAN
TRANSLATION BY YOKO KONO
EDITED BY KEITA TAKADA (GQ)