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トム・ハンクス / Tom Hanks

<人物> クリント・イーストウッド監督の新作映画『ハドソン川の奇跡』のジャパンプレミアのために3年ぶりに来日が予定されている主演のトム・ハンクス。映画プロモーションのための来日は過去数回に渡り「もし、何か1つのタイプの食事を一生続けていくとしたら何を選ぶか」との問いに「ジャパニーズフードが良さそうだね」と答えたこともある。 <来歴> 米国の俳優。1956年、料理人の父と病院勤務の母との間の第3子として出生。子供のころは本人いわく「オタク」で暗く引っ込み思案だったと雑誌インタビューで語っている。高校生の頃演劇と出会い、舞台やミュージカルにのめりこむ。トム・ハンクスは卒業した母校である高校の古くなった劇場を復旧させるため、約1500万円を寄付している。寄付の見返りとしてこの講堂に当時彼が所属した演劇部の顧問ラウリー・ファンズワースにちなんで名付けるようリクエストしている。大学でも演劇を専攻し、イプセンやブレヒトなどの芝居観劇にいそしんだ。在学中、グレート・レイクス・シアター・フェスティバル社の見習いとなり3年間舞台照明、セットのデザイン、ステージの管理などあらゆる裏方仕事をこなしつつ役者としても舞台に立った。1978年に、シェークスピア作品で、クリーブランド・クリティック・サークル賞の主演男優賞を受賞した。 <活動> 「血塗られた花嫁」で映画デビュー。しばらくマイナー映画への出演が続いた後、1988年の映画「ビッグ」でゴールデン・グローブ賞、主演男優賞を受賞。1989年の「メイフィールドの怪人たち」や、1992年の「プリティ・リーグ」への出演を経て、1993年「フィラデルフィア」でブレイク。トム・ハンクスは17キロも減量して絶望の中での闘うエイズ患者の主人公を熱演、アカデミー賞、主演男優賞を受賞した。翌1994年「フォレストガンプ/一期一会」で再びアカデミー賞主演男優賞を受賞。名優としての揺るぎない地位を確立する。その後も1995年の「アポロ13」や、1998年の「プライベート・ライアン」、1999年の「グリーン・マイル」、2000年の「キャスト・アウェイ」、2002年の「ロード・トゥ・パーディション」、「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン(主演はレオナルド・ディカプリオ)」、2004年の「ターミナル」、2006年の「ダ・ヴィンチ・コード」、2009年の「天使と悪魔」、2011年の「ものすごくうるさくて、ありえないほど近い」、2012年の「クラウド・アトラス」等に出演監督業も手掛けており、1996年「すべてをあなたに」は映画監督としても高い評価を得た。2011年の『幸せの教室』でも15年ぶりにメガホンをとっている。2001年『バンド・オブ・ブラザース』ではスティーヴン・スピルバーグと共にプロデューサー業にも手を染める。また2014年に短編小説を発表するなど、俳優業以外でも多彩な活動を繰り広げている。