地球生命科学セクション

地球生命科学セクション



セクションの紹介
地球生命科学は、地球と生物の相互作用のプロセスとメカニズム、そして生命の起源から現在に至るまでの地球生命変遷史を明らかにする研究領域である。生命の存在が知られる惑星は現在のところ地球だけである。「地球生命科学」は、いかにして地球上の生物が生じ、多様化、複雑化したのか、地球以外で生命は繁栄していないのか?など、生命の起源から、その後の複雑化、多様化、絶滅などを含むあらゆる進化現象の解明をめざす。生物は極限的環境も含め、あらゆる環境に生息し、地球表層における岩石の風化、運搬、堆積、続成等の物質循環プロセスに関与する。これらの様相や機構に関する研究も地球生命科学の守備範囲である。また、地球と生物の相互作用は、人類を取り巻く地球環境の問題に直結する。さらに、過去の生物は、石灰岩等の鉱物資源や、石油、石炭、天然ガスなどやエネルギー資源を地層中に残した。地球生命科学には、それらの成因等に関する研究を通じて、人類社会に直接貢献する側面もある。

キーワード:生命の起源、真核生物の起源、進化、地球史、生命史、機能形態、大量絶滅、地層、化石、生体鉱物、古海洋、分子化石、隕石・彗星に含まれる有機物、極限環境、化学合成、地殻内生物圏、化石燃料、ゲノム、分子系統学
セクションボードメンバー 2024-2024
プレジデント 大河内 直彦 海洋研究開発機構
バイスプレジデント 掛川武 東北大学
バイスプレジデント 黒柳あずみ 東北大学
幹事 岡崎裕典 九州大学
幹事 豊福高志 海洋研究開発機構
池原 実 高知大学
磯崎 行雄 東京大学
稲垣 史生 海洋研究開発機構
井上 麻夕里 岡山大学
井龍 康文 東北大学
岩井 雅夫 高知大学
上野 雄一郎 東京工業大学
生形 貴男 京都大学
遠藤 一佳 東京大学
金子 雅紀 産業技術総合研究所
川口 慎介 海洋研究開発機構
川幡 穂高 早稲田大学
北里 洋 東京海洋大学
北台 紀夫 海洋研究開発機構
北村 晃寿 静岡大学
癸生川 陽子 東京工業大学
小林 憲正 横浜国立大学
小宮 剛 東京大学
齋藤 めぐみ 国立科学博物館
ロバート ジェンキンズ 金沢大学
鈴木 志野 理化学研究所
鈴木 庸平 東京大学
瀬戸 繭美 奈良女子大学
高井 研 海洋研究開発機構
高嶋 礼詩 東北大学
高野 淑識 海洋研究開発機構
高橋 聡 名古屋大学
高橋 嘉夫 東京大学
高柳 栄子 東北大学
田中 源吾 熊本大学
對比地 孝亘 東京大学
濱村 奈津子 九州大学
西 弘嗣 福井県立大学
藤田 和彦 琉球大学
堀 利栄 愛媛大学
守屋 和佳 早稲田大学
山口 保彦 琵琶湖環境科学研究センター
山田 桂 信州大学
吉村 寿紘 海洋研究開発機構
渡部 裕美 海洋研究開発機構