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午後3時のドルは160円半ばで上値重い、ユーロ安が響く

2024年07月08日(月)15時38分

 7月8日、午後3時のドル/円は、前週末ニューヨーク市場の終盤と変わらずの160円半ばで取引されている。2022年2月撮影(2024年 ロイター/Dado Ruvic)

Shinji Kitamura

[東京 8日 ロイター] -

午後3時のドル/円は、前週末ニューヨーク市場の終盤と変わらずの160円半ばで取引されている。フランスの総選挙結果を受けてユーロが下落し、リスク回避的に円とドルが買われた。

ドルは午前中に160円後半から前半へじり安となった。ユーロ/円が前週末終盤の174円前半から173円半ばへ下落したことで、円買いが対ドルにも波及する形となった。

市場では、フランスで7日に行われれた国民議会選挙で、いずれの勢力も過半数には届かないハングパーラメント(宙づり議会)になる可能性が高まったとして、政治空転のおそれを警戒する声が多かった。

対円で先行したユーロ売りが、午後に入り対ドルでも強まると、ユーロが1.08ドル半ばから前半へ下落する一方で、ドル買いが波及して160円半ばへ値を戻した。

市場では、8日の欧州市場動向に大きな関心が寄せられている。焦点となるのはフランス政治の混乱を警戒して「独仏金利差が再び歴史的水準へ拡大するか」(外銀アナリスト)だという。

ドイツとフランスの10年国債の利回り格差は、選挙結果の不透明感を嫌気する形で、先月下旬に12年ぶり水準へ拡大していた。

ドル/円 ユーロ/ドル ユーロ/円

午後3時現在 160.69/160.72 1.0820/1.0824 173.90/173.94

午前9時現在 160.62/160.65 1.0824/1.0828 173.88/173.92

NY午後5時 160.72/160.75 1.0836/1.0840 174.22/174.26

ロイター
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