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米アマゾンの英拠点従業員、労組結成を否決 僅差で過半数届かず

2024年07月18日(木)12時18分

 7月17日、英イングランド中部コベントリーにある米アマゾン・ドット・コムの物流倉庫で行われた従業員投票で、労組結成が否決された。写真はアマゾンのロゴ。メキシコのテポストランで昨年12月撮影(2024 ロイター/Gustavo Graf)

James Davey

[ロンドン 17日 ロイター] - 英イングランド中部コベントリーにある米アマゾン・ドット・コムの物流倉庫で行われた従業員投票で、労組結成が否決された。反対票が賛成票をわずかに上回った。

承認された場合、同拠点は米国外で初めて労使交渉の機会を得るはずだった。

英国の全国都市一般労組(GMB)は17日、投票した労働者2600人のうち49.5%が組合承認を支持したと発表した。独立した中央仲裁委員会が監視する投票で必要な過半数にわずかに及ばなかった。

GMBはわずか28票差だったと述べ、「組合つぶし戦術」を巡りアマゾンに法的措置を取ると表明した。

GMBはアマゾンがコベントリーの倉庫で数百人の追加労働者を採用するなどし、投票基準の達成を困難にしたと非難した。アマゾンはこれを否定している。

アマゾンは同倉庫で投票した従業員に謝意を表明。広報担当者は「アマゾンでは従業員と直接関わり、日常的に対話することに重きを置いている」と述べた。

ロイター
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