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仏ルノー、上半期販売台数は1.9%増 欧州でハイブリッド車好調

2024年07月18日(木)18時33分

 7月18日 仏自動車大手ルノーが18日発表した上半期の世界全体の販売台数は115万4700台で、前年同期の113万3478台から1.9%増加した。写真は2月26日、スイス・ジュネーブで撮影(2024年 ロイター/Denis Balibouse)

[パリ 18日 ロイター] - 仏自動車大手ルノーが18日発表した上半期の世界全体の販売台数は115万4700台で、前年同期の113万3478台から1.9%増加した。主要市場である欧州でハイブリッド車が伸びた。

世界の販売台数の約4分の3を欧州が占めた。欧州での販売台数は6.7%増と、市場成長率の5.5%を上回った。欧州販売のうち電動化車両の割合は29.6%で、2023年比4.3ポイント上昇した。

業界団体のデータによると、欧州では電気自動車(EV)の販売が急速に鈍化しており、上半期の販売は1.3%増にとどまった。ただ、相対的に価格が安く利便性も高いハイブリッド車には旺盛な需要が見られ、各社が新モデルを投入している。

ルノーは、4年連続で販売台数が減少していたが、昨年は増加に転じた。今年発売の10の新モデルでこの勢いの維持を狙う。

一方、第1・四半期の販売台数が2.6%増だったのに対して、第2・四半期は減速した。

ルノー・ブランドのファブリス・カンボリブ最高経営責任者(CEO)は記者団に対し、第2・四半期の販売が鈍化したことについて、韓国、インド、アルゼンチンなど海外で需要が減少した可能性が高いと指摘。ただ欧州は好調で、ルノー・ブランドのハイブリッド車の販売は45%増と、市場成長率の21%を上回ったという。

ハイブリッド車が同ブランドの販売に占める比率は34.6%で、前年同期の25%から上昇。同社はハイブリッド版のみを提供する新モデルを投入しており、カンボリブ氏は今後もこうしたアプローチを継続すると述べた。

ロイター
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