サッカードイツ代表のユニフォームが、独アディダスからまさかの米ナイキへ? 大きな波紋広がる

  • 文:河内秀子
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BERLIN ベルリン/ドイツ

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大のサッカーファンでもある副首相ロベルト・ハーベック(中央)は、今季のアウェイ用のピンク×紫色のユニフォームを着て、サッカー連盟と協議。 © Dominik Butzmann/BMWK/photothek.de

サッカードイツ代表のユニフォームが、同国を代表するスポーツブランドのアディダスとの契約を終え、2027年からアメリカのナイキ製に切り替わることが発表され大きな波紋が広がっている。

著名政治家たちは愛国心や伝統を引き合いに強く抵抗。「アディダスで4回もW杯優勝を果たしたのに」と事実誤認のアピールで顰蹙を買う御仁もいた(実際は1990年と2014年の2回)。かつては英国のアンブロやドイツのエリマ製が使われており、アディダスの採用は1980年からと、その歴史は思いのほか長くない。

今年の欧州選手権は、ドイツ開催。不振が続く代表チームにとって、アディダスでのタイトルを増やす最後のチャンスかも?

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昨年の対ペルー戦にて。胸には金色の三本線と、W杯優勝4回を示す星印が輝く。 © Vitalii Vitleo/shutterstock

※この記事はPen 2024年7月号より再編集した記事です。