FASHION / TREND & STORY

アジアにルーツを持つセレブが大集合! 春節のお祝いムードが告げる、春の訪れ

世界中が新年となる辰年の到来を祝うなか、中国版『VOGUE』は世界各地で活躍するアジア系クリエイターたちに、生活の中で大切にしているあれこれについてインタビューした。それぞれ故郷から離れたり移住したりしたきっかけは異なるものの、今も大切にしている習慣が、自身のルーツと故郷を感じさせるものであることに変わりはない。

サンドラ・オー/俳優

ドレス/M ESSENTIAL ネックレス/ABOAB(aboabstudio.com)

── 春節のストーリーに参加した感想を教えてください。

最高でした! フォトグラファーのピーターもカナダ出身で、一緒に仕事をするのは初めてでしたが、同郷の人と仕事をするのは楽しいものです。この現場にいる皆さんにとって、メンバー全員がアジア系のクリエイティブチームなんてよくあることだと思いますが、アメリカでキャリアを積んできた私にはとても珍しいことでした。「最高」という言葉がぴったりなのかはわかりませんが、それでも、仕事を続けるなかで、クリエイティブ業界で東アジア系にとっての実際の変化や機会を目にするようになってきて、私にとってはものすごくうれしく心強いことでした。

── アジアにルーツを持つ者として、『VOGUE』と旧正月のストーリーに取り組むのは特別でしたか? アジアの文化や美を、ファッションを通じて表現することについてどう思いますか?

アジアの美や文化について、フェティシズムではなく実際に素晴らしいと感じ、尊敬し、知りたいという興味を持つ人が出てくるようになったのは、アジアの影響がグローバルに広がった結果だと思います。子どもの頃、表紙にナオミ・キャンベルが載っているのを見て、自分はアフリカ系アメリカ人でもないのに、当時の他の主流モデルよりも彼女に親近感を覚えて、ファッション雑誌を買ったことがありました。今の若い人は、雑誌やテレビ、映画など、あらゆるところで、さまざまな年代や職業のアジア人を目にすることができますが、こうした文化の壁を越えた進歩が起こっているということ自体が、すごいと感じます。

── ご自身のアジアのルーツについて教えてください。

私は、カナダで昔ながらの韓国系移民の家族に生まれ育ちました。

── 子どもの頃の思い出深い旧正月の出来事はありますか? 最も忘れられない新年の思い出は?

子どもの頃ではないですが、今はより一層プレゼントを大切に思うようになりました。この年になっても、まだ両親が健在で、かわいい甥と姪がいて。家族全員が集まると、三世代一緒に過ごせて幸せだなと感じます。今では姉の子どもたちが、お辞儀の仕方を学び、お年玉をもらって、伝統を受け継いでいっています。欧米で育つと、伝統を守っていくことが難しいこともあります。結局、欧米文化が、私たちが生きている世界ですから。だからこそ、習慣や伝統は、自分たちはどこから来たのか、自分たちは何者なのかを理解するのにとても大切です。甥っ子たちはまだ幼過ぎて、祖父母がどんな人なのか、どこから来たのかを理解できないかもしれませんが、大きくなるにつれて心の中で分かってくると思います。

── 旧正月に、個人的に何か特別な意味を感じますか? 力が湧いたり、前向きになったり、ひらめきを得られたりしますか?

新年は振り返りの絶好の機会ですが、振り返りは人生においてとても重要なことです。欧米では、他の人と一緒に振り返りをする機会は滅多にないので、自分で探しに行って、一緒にやる人やコミュニティを見つけなければなりません。アジアでは、新年には皆、仕事の手を一切止めて一緒に振り返り、家族や友達からパワーをもらうのです。かけがえのないことだと思います。

“この年になっても、まだ両親が健在で、かわいい甥と姪がいて。家族全員が集まると、三世代一緒に過ごせて幸せだなと感じます”

── 2023年に起こった、重要な出来事や感謝を感じた出来事は?

2023年は、友人とのつながりを大切にしようとしました。コロナ禍の間、友人のグループや同級生、学校の女友達とZoomをし、お互いの話し相手になるようにしました。そのことを通じて、お互いどれほど会いたかったか、そして会うための努力をもっとしないといけないことに気づいたのです。だから、たくさんの友達に会い、一緒に充実した時間を過ごしました。人生を生きる中で、人とのつながりこそすべてだと気づいたのです。

── 2024年、辰年の計画や願望、ヴィジョンや期待はどんなことですか? 龍のシンボルには個人的にどんな意味がありますか?

龍は最高ですよ! 辰年がどんな一年になるか、ワクワクしています。弟が辰年生まれです。ハリウッドでは、何度かストライキがあって、今は業界の中で本当の変化が起こる意識があります。変化が本当に起こってそれが続くことを願っています。個人的には、集中して取り組んで結実させたいプロジェクトがあるので、周りの人を大切に、健康第一でいきたいと思います。年を取ると、「健康第一」なんて決まり文句ですが、本当ですよ!

── 『VOGUE』読者やファンの皆さんに新年のメッセージをお願いします。

皆さんが平和に、強い心で過ごせますことを心の底から祈っています。

レイヴェイ/ミュージシャン

ケープ ¥126,500(参考価格)/FACETASM×ALCANTARA(ファセッタズム 青山) ドレス/XU ZHI(www.xuzhi.co.uk) ブーツ/LUCENCY

“とてもパワフルな一年になると思います。たくさんツアーに出かけてもっと多くのファンに会い、できれば新しい音楽にも取り組んで、かつ家族との時間もつくりたいので、パワーが必要ですから”

── 春節のストーリーに参加した感想を教えてください。

すごかったです。あんなにたくさんの中国系デザイナーがいる現場に入ったことはなかったですし、多くのブランドの服を何着も着て撮影して、目が回りました。中国風の要素を西洋的なデザインにミックスさせていて、それをステージで着させてもらえるのがよかったです。サンドラ・オーにも会えて、すごくびっくりしました。メイクアップチェアに座っていて、彼女が来るとは思っていなくて。誰かが、私がファンだと伝えたようで、サンドラから、私の音楽を聴いていると言われました。もう思い残すことはないですね。

── アジアにルーツを持つ者として、『VOGUE』と旧正月のストーリーに取り組むのは特別でしたか? アジアの文化や美を、ファッションを通じて表現することについてどう思いますか?

最高に素晴らしいことだと思います。音楽業界を通じてすごく実感しています。皆誰しも、憧れる対象を欲していて、アジア系の歌手や芸能人がいることは最高です。私が子どもの頃は、憧れるアジア系のミュージシャンはそんなにいませんでしたから。今周りにどんどんアジア系のミュージシャンが増えて彼らと話すことができるのは、本当に素晴らしいです。私にはアジア系のファンもたくさんいて、同じような文化的体験をした人がいることをよく話しているので、すごくよく分かります。共感性があるというのは、すごく大事だと思います。ファッションでも同じだと思います。

── ご自身のアジアのルーツについて教えてください。

父はアイスランド人です。母が中国人で、バイオリニストをしています。音楽の知識はすべて、毎日中国語で教わりました。祖父母は二人とも、北京の中央音楽学院の教授だったので、子どもの頃はいつも遊びに行っていました。赤ん坊の頃から、毎年夏になると北京に行って、レッスンを受けて音楽を学び、キャンパスの校庭を走り回っていました。それが私のカルチャーの一部になっています。私はゴッドマザー(代母)に育ててもらったのですが、中国語を話せるようにしっかり仕込んでくれました。

── あなたの家族の、旧正月の伝統や特別な習慣は?

アイスランドに住んだ後アメリカに住んでいたので、旧正月には祖母がいつも飛行機で飛んできて、家族が集まってご馳走を食べていました。もちろん、紅包(赤いお年玉袋)をもらって、それが一番ワクワクすることでした! アイスランドでは、中国人コミュニティはとても小さいので、コミュニティ内の中国人が全員集まってご馳走を食べます。

── 子どもの頃の思い出深い旧正月の出来事はありますか? 最も忘れられない新年の思い出は?

アジア系の子どもは楽器を習って、いつも親戚一同の前で強制的に演奏させられるっていうジョークがあるのですが、私と双子の妹はまさしくそれでした。旧正月にはいつも演奏会をしていました。

── 2023年に起こった、重要な出来事や感謝を感じた出来事は?

2023年は卯年でしたが、私は卯年生まれなので大きな期待を抱いていました。本当に、人生最高の一年になりました。初めてグラミー賞にノミネートされましたが、あれは絶対、母が無理やり着させた赤い下着のおかげだと思います。母はそんなに迷信深いほうではなかったのですが、年の初めに母に、「赤い下着をつけなさい」「赤いブレスレットをつけなさい」と言われて。こんなに素晴らしい一年になったのはそのおかげもあると思っています。2023年は、恋を見つけ、初のアルバムをリリースし、ソールドアウトのツアーを行った年でした。初めてアジアツアーをし、中国に戻って中国フィルハーモニー管弦楽団と演奏もできました。最高に特別な一年になり、感謝でいっぱいな理由は挙げたらきりがありません。

── 2024年、辰年の計画や願望、ヴィジョンや期待はどんなことですか?

龍のシンボルには個人的にどんな意味がありますか? 辰年は母の生まれ年なので、母にとって素晴らしい一年になるはずです。とてもパワフルな一年になると思います。たくさんツアーに出かけてもっと多くのファンに会い、できれば新しい音楽にも取り組んで、かつ家族との時間もつくりたいので、パワーが必要ですから。

── 『VOGUE』の読者やファンの皆さんに新年のメッセージをお願いします。

新年明けましておめでとうございます。皆さんにたくさんの幸福がありますように。皆さんが、自分らしくあるよう挑戦できることを願っています。

ステファニー・スー/俳優

ジャケット/UMA WANG(umawang.com) ドレス/JASON WU(jasonwustudio.com) ネックレス/SHIE LYU(www.shielyu-official.com)

“直感では、辰年はとても縁起がいい一年になると思っています。時には強引なこともあるかもしれませんが、うまくいけばそこから必然的にたくさんのいいことも生まれるはずです”

── 春節のストーリーに参加した感想を教えてください。

本当に素晴らしかったです。今振り返ると、なんと言ったらいいか言葉が出てきません。この展開が起こっていることが信じられません。参加できてとても光栄に感じています。フォトグラファーやデザイナー、スタイリスト、ヘアメイクアップアーティストなど、アジア系の人たちでいっぱいの空間にいたことは、本当に特別でした。辰年という、企画のインスピレーションを皆が共有していたので、独特のつながり意識がありました。誰もがすぐに理解して自分の記憶を呼び戻している様子は面白かったです。関係者はそうそうたる顔ぶれでしたし、参加できて本当にうれしいです。

── ご自身のアジアのルーツについて教えてください。

私の両親は、中国人と台湾人です。アメリカ生まれですが、母は厳密にいうと二世なので、私は二世と三世の中間ですね。母は台湾生まれで、私は身内で初のアメリカ生まれです。

── ご家族で過ごす旧正月の前日の大晦日の夕食に欠かせないものは何ですか? 何か特別なメニューはありますか?

昔から私が大事にしていて、いいものだなと思っている食べ物は、中国語の「年年有余」にかけた、魚丸ごと1尾使った料理です。毎年ゆとりがありますようにという願いを象徴していて、ちょうど感謝祭の七面鳥のようなものですね。子どもの頃は、一番縁起がいいとされる魚の目玉を、母に食べさせられていました。学校では七面鳥のことしか教わらなかったので、こうした文化的なことを大衆文化で見せるのも大事だと思います。文化とその価値観を理解するのにとても重要ですから。大晦日に限ったものではありませんが、もうひとつ個人的な好きなのは、黒ゴマですね。何にでもかけます。

── 旧正月に、個人的に何か特別な意味を感じていますか? 力が湧いたり、前向きになったり、ひらめきを得られたりしますか?

私は、精霊、指導霊を呼んで、お香を焚いて、お供え物を供えます。欧米文化、特に若者の間で星占いとかタロットとか、スピリチュアルへの関心が高まっているのを思うと、面白いですよね。本当によかったと思うのは、こうした風習を自分の中国や台湾のルーツから学んだと気づけたことです。家にはいつも福を呼ぶ縁起物があって、祭壇には神様へ捧げるみかんや果物、お香が供えられていました。自分は魔女っぽいと冗談を飛ばすのも好きですが、自分の生い立ちを思うと、その大部分は自分の育った環境と、子どもの頃から人生の一部だった霊や指導霊とのつながりから来ているのだと分かります。いつもは一年の終わりが近づくと、新年の抱負の代わりに来年のスローガンというかテーマを選ぶんです。「〇〇の年」といった感じで。新しいスローガンを決めるとき、私がパーティーを開いていれば、皆に自分の願望を象徴する物を持ってきてもらう祭壇を作ります。

── 2024年、辰年の計画や願望、ヴィジョンや期待はどんなことですか? 龍のシンボルには個人的にどんな意味がありますか?

龍は一番クレイジーですよ! 直感では、辰年はとても縁起がいい一年になると思っています。時には強引なこともあるかもしれませんが、うまくいけばそこから必然的にたくさんのいいことも生まれるはずです。とても激しく、情熱にあふれ、力強く、時には怖いような年になると思いますが、通らなければいけない進化の過程なのでしょう。この一年はジェットコースターの頂上のようでしたが、24年は地上に戻り、汗水流して自分のプロジェクトを育てていくことにワクワクしています。今、アイデアを育てているので、それが実現するのを楽しみにしています。地道に打ち込み、具体化しているアイデアの多くに取り組んでいきたいです。

── 『VOGUE』の読者やファンの皆さんに新年のメッセージをお願いします。

皆さんが強い心で安全に過ごし、不死鳥や龍のように天高く昇る新年になることを祈っています。

ユミ・ヌー/モデル

ドレス ¥2,640,000/COMME DES GARÇONS(コム デ ギャルソン)

“私にとってお正月は、誕生日と同じ感じがするものです。白紙の状態から新たなスタートを切るチャンスだと思っています”

── ご出身は? 出身地を一言で紹介してください。

私の出身は、太陽の光あふれる美しいカリフォルニア州ニューポートビーチです。

── あなたの家族の、新年の伝統や特別な習慣は?

我が家の一番の伝統は、ただ一緒にいることですね。新年の抱負を決めて、感謝していることについて語り合います。

── ご家族で過ごす大晦日の夕食に欠かせないものは何ですか? 何か特別なメニューはありますか?

母が日本人で父がコケージャンなので、祝日の定番はラーメンやマッシュポテトなどですね。

── 子どもの頃の思い出深い新年の出来事はありますか? 最も忘れられない新年の思い出は?

小さい頃、母がよく大晦日に映画に連れて行ってくれました。それをいつも楽しみにしていましたね。私の家族はとても控えめなので、いつも我が家ならではのやり方でお祝いしています。ただ家にいて、パーティーハットをかぶってテレビで「ボールドロップ」を見るだけのこともありますよ。

── 新年に、個人的に何か特別な意味を感じていますか? 力が湧いたり、前向きになったり、ひらめきを得られたりしますか?

私にとってお正月は、誕生日と同じ感じがするものです。白紙の状態から新たなスタートを切るチャンスだと思っています。

── 2023年に起こった、重要な出来事や感謝を感じた出来事は?

家族を優先した一年になりました。時があっという間に過ぎていっていることを今までにないほど痛感したので、できるだけ多くの時間、家族と過ごすことを心がけました。家族との時間を大切にする人には、その時間を後悔することは絶対ないと分かるはずです。

── 2024年の計画や願望、ヴィジョンや期待はどんなことですか?

もっとクリエイティブなエディトリアル系プロジェクトに取り組んで、発信したことが実現するのを見たいと思います。また、アパレルブランドの「Blueki」にもっとも力を入れているので、それがどう発展していくかを見るのが楽しみです。

オークワフィナ/俳優

トップ/M ESSENTIAL スカートにしたドレス/XU ZHI(www.xuzhi.co.uk) シューズ/PETER DO(peterdo.net) ストッキング/スタイリスト私物

“新年は、前向きになれるというか、新しいスタートを切るチャンスだと思います。でも主に、家族やご先祖様のアイデンティティを思い出すきっかけであり、多くの家族が守り伝えたい祝祭ですね”

── あなたの家族の、旧正月の伝統や特別な習慣は?

祖母はアイゼンハワー政権時代からアメリカにいるのですが、それでもまだ1月1日を新年ときちんと認めず、「欧米の新年」としか認識していません。祖母は昔から旧正月を大事にしていて、だからその大切さをアメリカ生まれの子孫に伝えたかったのだと思います。祖母が家に飾りをつけて(「恭喜發財」と書かれた赤いぬいぐるみの豚など)、いい食器を出して、一年を振り返る質問をします。小さい頃は、お香をたいて月餅を食べていました。でも主に、旧正月は祖母が幸せでめでたいと感じる時節ですね。あと、間違いなく月餅を食べ過ぎることと、とてもアジア系らしくとてつもない量のご馳走と、さらにその〆に長寿を願う麺料理を食べて、家族の男性陣全員がひじ掛け椅子でうたた寝することですね!

── 子どもの頃の思い出深い旧正月の出来事はありますか? 最も忘れられない新年の思い出は?

祖母と二人で過ごしたある年の旧正月のことです(私は7歳か8歳)。その夜祖母が、祭壇でご先祖様にお参りする方法を教えてくれました。爆竹も使わせてくれ、チャイニーズチェッカーも教えてくれて、夜遅くまで遊びました。多分それが一番の思い出です。

── 旧正月に個人的に何か特別な意味を感じていますか? 力が湧いたり、前向きになったり、ひらめきを得られたりしますか?

前向きになれるというか、新しいスタートを切るチャンスだと思います。でも主に、家族やご先祖様のアイデンティティを思い出すきっかけであり、多くの家族が守り伝えたい祝祭ですね。─2023年に起こった、重要な出来事や感謝を感じた出来事は? 素晴らしい人たちと仕事をして学びを得たこと、それから友人たちとまた連絡を取るようになり、そばにいられたことに感謝しています。それから何より、母の葬儀以来、30年ぶりに韓国に行けたことがものすごくよかったです。母のきょうだいや甥姪など向こうの家族に会えたことは、人生で最も意味深い経験のひとつでした。2023年にそれが叶って感謝しています。

── ご自分にとって2023年はどんな年でしたか? この一年でどんなことを学び、どう成長しましたか?

この一年は私にとって、内省の年、明晰さの年になりました。自分に厳しくなり過ぎないように努め、今も自分自身により深く語りかけるよう努力しています。ハリウッドではいつもあらゆることが起きていて、そのうち「自分は十分やっていない」という考えに陥ってしまいがちです。でも、物事をあまり個人的に受け止めすぎない心持ちになれました。

── 2024年、辰年の計画や願望、ヴィジョンや期待はどんなことですか? 龍のシンボルには個人的にどんな意味がありますか?

私は辰年生まれなので、いい一年になるといいなと思います。調子に乗るわけじゃないですけど、辰年生まれなのが昔から自慢でした。ほら、干支のなかで唯一の「架空の」生き物ですし、昔から幸福をもたらす力があると思っていましたから。

── アジアにルーツを持つ者として、『VOGUE』と春節のストーリーに取り組むのは特別でしたか?

ものすごく特別でしたし、特にアジア系アメリカ人として、こうした伝統と、そのさまざまな祝い方に触れるきっかけになりました。『VOGUE』の皆さん、私たちに自分たちの文化について話す場所をつくってくださってありがとうございました。

── 『VOGUE』の読者やファンの皆さんに新年のメッセージをお願いします。

皆さんが自分に厳しくなり過ぎず、積極的に優しさと思いやりをもって行動できる新年になりますように。何かワクワクすることを見つけ、新しいことを学べることを願っています。あと、私はもっとコンスタントにピックルボールに通うようにしたいです!

クロエ・マグノ/モデル

ジャケット/HAIZHEN WANG スカート/PETER DO(peterdo.net) シューズ/LINLIN CHASSE

“一番の変化は、NYからパリへ引っ越したこと。自分でも思ってもみなかったことでした。自由に自分の心に従い、人生の新しい道や冒険に進むことができて、とても感謝しています”

── ご出身は? 出身地を一言で紹介してください。

私は、ワシントン州シアトルとハワイ州ホノルルで育ちました。

── あなたの家族の、新年の伝統や特別な習慣は?

シアトルもホノルルも、いつも新年の飾りやお祝いでいっぱいでした! いつもパーティーや料理の準備を手伝い、料理を食べるのも手伝っていました。

── 新年に、個人的に何か特別な意味を感じていますか? 力が湧いたり、前向きになったり、ひらめきを得られたりしますか?

旧正月にはいつも、特別なエネルギーと気持ちが湧きます。必ずと言っていいほど、決意と明確な目標を感じます。一年の出だしとしてとてもいい心持ちですよね。

── 2023年に起こった、重要な出来事や感謝を感じた出来事は?

一番の変化は、NYからパリへ引っ越したことですね。自分でも思ってもみなかったことでした。自由に自分の心に従い、人生の新しい道や冒険に進むことができて、とても感謝しています。

── ご自分にとって2023年はどんな年でしたか? この一年でどんなことを学び、どう成長しましたか?

2023年は変化の年でした。住む街が変わり、心境が変わり、優先することも変わりました。自分により深く問いかけることを学び、自分をより信じられるようになりました。

── 2024年の計画や願望、ヴィジョンや期待はどんなことですか?

この新年、集中力と柔軟性が得られるといいなと思います。今は、自分の健康を大切にしながら、2023年に新しく始まったことを育てることを優先しています。

── 『VOGUE』の読者やファンの皆さんに新年のメッセージをお願いします。

恭喜發財! 自分と皆さんに、幸運と光にあふれた一年をお祈りしています。

ソラ・チョイ/モデル

ブレザー トップ/ともにM ESSENTIAL

“年末年始はできるだけ家族と過ごし、一緒に新年を迎えられるようにしています。この時期食べるものについて特にこだわりはなく、祝日の間は何でも美味しいです”

── ご出身は? 出身地を一言で紹介してください。

私の家はソウルから車で10分の所にあります。

── あなたの家族の、旧正月の伝統や特別な習慣は?

家族全員が集まって、ひとつ年を取ることからお雑煮を食べます。年長者への正月のお辞儀をして、お祝いの言葉をお返しにもらうこともよくしますし、ユンノリのような伝統の遊びもしますよ。新年のカウントダウンを一緒にした後、お互いの手をつないでグルグル回りながら「幸せ」と叫ぶのです。

── ご家族で過ごす旧正月の前日の大晦日の夕食に欠かせないものは何ですか? 何か特別なメニューはありますか?

家庭料理ですね。韓国では、旧正月に必ずお雑煮を食べます。

── 旧正月に、個人的に何か特別な意味を感じていますか? 力が湧いたり、前向きになったり、ひらめきを得られたりしますか?

NYを拠点にしながら、しょっちゅういろんな所を飛び回っているので、年末年始はできるだけ家族と過ごし、一緒に新年を迎えられるようにしています。また、この時期食べるものについて特にこだわりはなく、祝日の間は何でも美味しいです。

── 2023年に起こった、重要な出来事や感謝を感じた出来事は?

人生で初めて腕を骨折したのは大変でしたが、回復までの道のりに感謝しています。ギプスを隠しながらランウェイを歩くこともあったのですが、デザイナーやチームの皆さんがしっかりサポートして支えてくれました。

── 2024年の計画や願望、ヴィジョンや期待はどんなことですか?

今のところ、年を取ることを楽しんでいるので、それはいいことだと思いますね。人生そのものと、そのなかで出合う冒険に感謝しています。

── 『VOGUE』の読者やファンの皆さんに新年のメッセージをお願いします。

みかんをたくさん食べながら、毛布にくるまって暖かくお過ごしください。🍊

Styled by Alvin Yu Editor: Lily Chou Hair: Nero at MA+GROUP Makeup: Sena Murahashi at MA+GROUP Casting: Poppy Evans and Gabrielle Seo Produced by The Production Factory Executive Producer: Vivian Song and Katie Caldwell Production Coordinator: Jennifer Garcia Set Design: Priscilla Lee Styling Assistants: Hoang Dinh, Wen Gu and Jiaan Liu