BEAUTY / TRENDS

話題の「ノーズブリッジメイク」で音楽フェスへGO!

まるで歌舞伎の隈取!? キャットアイや赤リップなどクラシカルなメイクに飽きたなら、ノーズブリッジメイクにチャレンジしてみては? ランウェイ、レッドカーペット、そしてSNSでも話題のノーズブリッジメイクが、今年の夏フェスを盛り上げるインスピレーション源になるはず。

美とアートのキャズムを超えよ

チェット・ロー(CHET LO)2023年春夏コレクションより。Photo: Stuart Wilson/BFC/Getty Images

ノーズブリッジメイクとは、鼻筋をまたいでカラーをのせること。目もとのメイクに集中するあまり見過ごされてきたこのデッドスペースが、歌舞伎の隈取のごとくカラフルなシャドウで繋がれノーズブリッジメイクと呼ばれるようになったのは、チェット・ローCHET LO)やディヴィエイト(DEVIATE)の2023年春夏コレクションに端を発する。ランウェイのルックが日常のメイクアップトレンドに浸透し、今やこのスタイルがポップカルチャーの主流となっている。

美しいグラデーションをつくるコツは、濃くしたい部分にオイルをブレンドしてリキッド状にしたアイシャドウを用いること。ブラシを使ってシャドウを外側に向かって馴染ませ、目や鼻の周りの隙間には指先を使って色を加えていく。さらに鼻筋、上瞼、目の下、頬骨の上に煌めくシルバーシャドウを加えてセクシーさをプラスすれば、より立体的に。

ハリウッドセレブはメタリックやネオンカラーがお気に入り

トロント国際映画祭で行われた映画『僕の巡査』(2022)のプレミアにて。Photo: Amy Sussman/Getty Images

「ヴァニティ・フェア」誌主催のアカデミー賞授賞式アフターパーティにて。Photo: Amy Sussman/Getty Images

ドラマ「ザ・クラウン」でダイアナ妃役を演じ一躍有名になった俳優、エマ・コリンは、昨年10月映画『僕の巡査』(2022)のプレミアにメタリックグリーンのノーズブリッジメイクで登場。妖精の粉をふりかけたような儚さと、シャープに引かれたアイシャドウとのコントラストが特徴的だ。

またドラマ「THE IDOL/ジ・アイドル」のザンダー役トロイ・シヴァンはアブストラクトアートのようなデザインのノーズブリッジアイライナーを披露した。目頭に加えられたネオンカラーのアクセントがフューチャリスティックなタッチを加えている。

K-POPアイドルも実践! 煌びやかで直線的なラインがフェスにぴったり

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ポップカルチャー界のノーズブリッジはアイシャドウのグラデーションやラインではなく、シールやストーンのデコレーションが主流のよう。(G)I-DLEのウギは両目の目頭を結ぶ位置にメタリックのラインテープをON。シンプルでありながらエッジが効いたデザインで、手軽に真似しやすい。

BLACKPINKロゼは、グリッターシャドウにクリスタルのラインストーンを用いたノーズブリッジメイクでデカダンスを感じさせている。このコンビネーションは今年のフェスルックにも取り入れてみたい。

Text: Makiko Yoshida Editor: Rieko Kosai