2023 年 5 月 15 日より、Container Registry は非推奨で、提供終了となります。Container Registry は Artifact Registry に置き換えられます。
Container Registry は、次の段階的なアプローチで廃止されます。
- 2024 年 1 月 8 日より、Container Registry を初めて使用する組織や組織に属していないプロジェクトでは、すべての新しい
gcr.ioリポジトリがデフォルトで Artifact Registry でホストされます。 2024 年 5 月 15 日以降、以前に Container Registry を使用していない Google Cloud プロジェクトでは、Artifact Registry でホストされている
gcr.ioリポジトリのみがサポートされます。この変更による影響は次のとおりです。
- 新しく作成されたプロジェクト。
- Container Registry にイメージを push したことがない既存のプロジェクト。
以前に Container Registry を使用していないプロジェクトで Artifact Registry API を有効にすると、Artifact Registry に gcr.io リポジトリを作成でき、Artifact Registry は gcr.io ドメインへのリクエストを適切な Artifact Registry リポジトリにリダイレクトします。
Container Registry は、2024 年 5 月 15 日より前に次のいずれかのアクションが行われたプロジェクトでは引き続き使用できます。
- Container Registry API を有効にした。
- イメージをプロジェクト内のレジストリ ホストに push した。
Container Registry のシャットダウン
シャットダウンは次のようにスケジュールされています。
- 2025 年 3 月 18 日以降、Container Registry へのイメージの書き込みができなくなります。
- 2025 年 4 月 22 日以降、Container Registry からのイメージの読み取りができなくなります。Container Registry 内の既存のイメージにはアクセスできません。
- 2025 年 5 月 22 日以降、
gcr.ioエンドポイントへのすべてのリクエストは Artifact Registry によって処理されます。Container Registry の既存のイメージで、Artifact Registry にコピーされていないものは、Artifact Registry で使用できません。gcr.ioエンドポイント リクエストを処理するには、Artifact Registry API を有効にする必要があります。
Artifact Registry への移行を準備する
Container Registry の構成方法と使用方法によっては、新しいプロジェクトを準備し、gcr.io ドメインへのリクエストを正常に処理するために、いくつかの構成手順を実行しなければならない場合があります。たとえば、リポジトリにアクセスするプリンシパルには、適切な Artifact Registry ロールまたは同等の権限を持つロールが必要です。
次のようにご対応いただくことをおすすめいたします。
2024 年 5 月 15 日までに、既存の Container Registry ワークフローが Artifact Registry と動作することをテストして確認します。テスト プロジェクトで
gcr.ioドメイン サポートを設定して、Cloud Build、Google Kubernetes Engine、または Cloud Run 関数などのサービスとの既存の自動化および統合が期待通りに動作することを確認します。問題が発生した場合は、gcr.ioトラフィックを Container Registry に再ルーティングし、必要な変更を行って問題を解決できます。アクティブな Container Registry を含むプロジェクトを Artifact Registry リポジトリに移行します。機能の違いと移行オプションについては、Container Registry からの移行をご覧ください。
Container Registry をアクティブに使用していないプロジェクトを準備し、今後レジストリを設定することを想定します。デフォルトで Artifact Registry でホストされている
gcr.ioを準備するをご覧ください。
移行ツールを使用する
次のツールを使用して、Container Registry を使用しているプロジェクトを確認し、Container Registry から Artifact Registry へのイメージのコピー、Container Registry から Artifact Registry への複数のプロジェクトの自動移行を行います。
- Container Registry の使用状況を確認する
- Google の移行ツールを使用して、Container Registry から Artifact Registry にプロジェクトを移行し、イメージをコピーして、目的の移行リポジトリ タイプを選択します。
- 自動移行ツールのコピー機能、gcrane、Docker、または gcloud CLI を使用して、Container Registry から Artifact Registry にイメージをコピーします。
サービスに対する変更は、Google Cloud 利用規約に沿って引き続き通知されます。