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【毎月更新】生活者のお金の使い方

この記事では、生活者のいまを映す最新データをお届けします。物価高や円安など、消費を取り巻く環境が変化する中、生活者のお金の使い方はどのように変化しているのでしょうか。物価動向、日常の買い物行動、消費マインドの最新データから読み解きます。

2024年7月のコメント:
買い物金額の前年比をチャネルごとにみると、このところずっと105%程で推移していたドラッグストアが101.9%と、やや落ち着きが見られました。
買い物回数で見ても、前年比99.2%と前年より減っているようです。

カテゴリー別の市場動向に目を目を向けると、24年2月から増加トレンドにある飲料が夏を迎えて大きく増加しています。ただ、前年同月の23年7月と比べると97.2%と前年値を割り込んでいました。

次に消費マインドを見ていきましょう。「節約意識」はじわじわと上向きの動きをみていましたが、先月から減少に向かい、今月(8月)は1.50ポイントとなり、わずかに減少しています。また現在の消費意欲はマイナス0.39ポイントとこちらは減少に転じました。そして、最も低いところを推移している今後の消費意向はマイナス0.58ポイントとなっており、先月からわずかに減少しています。
節約意識は引き続き減少に向かい、とはいえ、消費意欲も現在、将来ともに減少に向かっているという状況のようです。

さて、今年も厳しい残暑が予想されています。猛暑・酷暑が消費行動にどのような影響を与えるのか、引き続き見守りたいと思います。
今後もぜひ、いっしょにデータとともに生活者のお金にまつわる意識や行動の変化をウォッチしていきましょう。

コメント:生活者研究センター センター長 田中 宏昌(たなか ひろまさ)

※次回のデータ・コメントの更新は9/19を予定しています。
物価データについては、集計仕様の変更に伴いデータ更新を一時停止しております。

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データについて

【SRI一橋大学消費者物価指数】
一橋大学経済研究所経済社会リスク研究機構、全国スーパーマーケット協会と株式会社インテージとの共同プロジェクト「流通・消費・経済指標開発プロジェクト」の一環として作成している経済指標です。インテージのSRI+のデータを用いて消費財の物価の変動とその構造変化を可視化します。
物価の構造変化を「新旧商品入れ替え効果:新商品による影響」「価格変化効果:既存品の値上げ・値下げによる影響」「代替効果:既存品の中で消費者が購入商品をスイッチしたことによる影響」に分解することで、要因を捉えることができます。
こちらの記事でもご紹介していますので、合わせてご覧ください。昨今の値上げで物価はどう動いている?マクロ視点で構造をひも解く

【SCI®(全国消費者パネル調査)】
全国15歳~79歳の男女53,600人の消費者から継続的に収集している日々の買い物データです。食品、飲料、日用雑貨品、化粧品、医薬品、タバコなど、バーコードが付与された商品について、「誰が・いつ・どこで・何を・いくつ・いくらで、購入したのか」という消費者の購買状況を知ることができます。
SCI Shopper Indexデータは、このSCIで収集している消費財購入時のレシート情報を基に、日常の買い物金額や買い物頻度などを集計したものです。
※SCIでは、統計的な処理を行っており、調査モニター個人を特定できる情報は一切公開しておりません

【SRI+®(全国小売店パネル調査)】
国内小売店パネルNo1※1 のサンプル設計数とチェーンカバレッジを誇る、スーパーマーケット、コンビニエンスストア、ホームセンター・ディスカウントストア、ドラッグストア、専門店など全国約6,000店舗より継続的に、日々の販売情報を収集している小売店販売データです。
※SRI+では、統計的な処理を行っており、調査モニター店舗を特定できる情報は一切公開しておりません
※1 2021年6月現在

【月次調査】
調査地域:全国
対象者条件:15-79 歳の男女
標本抽出方法:弊社「マイティモニター」より抽出しアンケート配信
標本サイズ:n=3,000(1回あたり)
調査実施時期: 2022 年7月~ 各月第1週
※消費意欲、節約意識は1年前の同時期と比べた度合いを-5~+5の11段階で聴取

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(*パネルデータ:「SRI+」「SCI」「SLI」「キッチンダイアリー」「Car-kit」「MAT-kit」「Media Gauge」「i-SSP」など)

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