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【毎月更新】生活者の時間の使い方

コロナ下において、「イエナカ時間が増えた」といった暮らしの中の時間の使い方が変化したことが話題になっています。実際、どのような変化が起きているのでしょうか。メディアの利用時間(接触)とスマホアプリの利用状況を利用ログから集計・分析した最新データからお届けします。

2024年7月のコメント:
今年に入ってからテレビの利用時間の減少が進んでいましたが、先月6月から持ち直して、今月も177分と先月から4分ほど増えて、増加傾向を維持しています。テレビの伸長を支えている人を探ってみると、性別では女性、年代ではF3(50歳以上)の方々の利用増が浮かんできます。暑い夏を迎えて、家でテレビを観て過ごす機会が増えているのかもしれません。

次にスマホの利用時間。こちらは今年も増加傾向は続いていましたが、7月は287分と減少に転じました。(先月から5分減少)

スマホの利用時間は減少していましたが、テレビをみる時間が増えていたことから、「動画系のアプリ」の利用状況を見てみることにしましょう。
テレビの利用時間が最も増えていたF3(女性50歳以上)を想定して、今回は「TVer」をチョイスして、利用率(%)の変化を見て行ってみましょう。過去4年分を振り返ると、10.6%(21/7)→12.2%(22/7)→17.1%(23/7)→23.1%(24/7)と利用者は増加傾向にあります。利用時間も増加しているようです。
TVerはテレビコンテンツが無料でネット配信されているサービスですが、録画を忘れてしまった番組なども見られることから、テレビコンテンツを楽しむ人にとっては強い味方になっているサービスです。元々、テレビコンテンツを楽しんでいた人にとっては魅力的なサービスになっていることがわかります。

最後に「内食率」についても眺めていきましょう。こちらは弊社の「キッチンダイアリー」という主婦を対象とした調査データを用いて「家の中で食事をとった割合」を示しています。
まずはじめに平日の昼食を見てみると、7月は63.8%となり、2.4ポイントほど先月より増加しました。休日も69.1%と1.1ポイントの増加となっており、平日、休日ともに内食機会は増えていました。こんなところにも暑さの影響が出ているのかもしれませんね。

さて、みなさんのメディアとの過ごし方、そして、家の中での過ごし方などはどのような変化が見えますか?プルダウンしながらあれこれとデータを眺めながら昨年の動きを確認してみるのも発見があるかもしれません。
引き続き、時間の使い方や暮らし方を通じて生活者の理解を試みていきたいと思います。

※コメント:生活者研究センター センター長 田中 宏昌(たなか ひろまさ)

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データについて

i-SSP®(インテージシングルソースパネル®)
インテージSCI(全国個人消費者パネル調査)を基盤に、同一対象者から新たにパソコン・スマートフォン・タブレット端末からのウェブサイト閲覧やテレビ視聴情報に関して収集したデータです。当データにより、テレビ・パソコン・スマートフォン・タブレット端末それぞれの利用傾向や接触率はもちろん、同一対象者から収集している購買データとあわせて分析することで、消費行動と情報接触の関係性や、広告の効果を明らかにすることが可能となります。また、調査対象者に別途アンケート調査を実施することにより、意識・価値観や耐久財・サービス財の購買状況を聴取し、あわせて分析することも可能です。
※ シングルソースパネル®は株式会社インテージの登録商標です。

【キッチンダイアリー®】
1,260世帯の食卓・調理の状況を食場面(朝食・昼食・夕食)ごとに継続的に捉えたデータです。商品開発のヒントとして、また、流通向けの販促提案情報としてご活用いただけます。

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