太さと編み方の異なるケーブルをすべて手作業で複雑に編みこんだボッテガ・ヴェネタのタートルネックセーターは、高度なクラフツマンシップによって完成された芸術的な1着だ。ブランドのシグネチャーバッグの「カバ」を合わせて、和本、浮世絵の専門書店で江戸の歴史に想いを馳せる。
アルマーニらしい軽くソフトな仕立てとウールの張りある素材、身頃にはフローラル柄をくりぬいた大胆なデザインを施したショールカラージャケット。煌びやかなタンクトップとレーヨンのワイドパンツをブラックで統一することで、色気のあるフォーマルルックが境内で際立つ。
見るからに柔らかそうなダブルカシミヤを贅沢に使用したダブルブレストのコートは、マキシレングスの優雅なシルエットと柔らかい肌触りが特徴。キャメルカラーの上品なビッグフィットは、極上の着心地で身体を包んでくれる。京王プラザホテル開業時から愛されるメインバー「ブリアン」で、極上のカシミヤとウイスキーでくつろぐ。
経年変化による茶芯や皺の風合いなど、リアルヴィンテージのような加工が施されたレザーコートは誰しもが憧れる逸品だ。斜めにカットされた大きなユーティリティポケットを配した、新作のレザーショルダーバッグも注目。お気に入りのレザーを羽織り、愛車にまたがった姿からは、男のロマンが感じられる。
ひと目でヨウジヤマモトとわかる、流れるようなドロップショルダーとゆったりとしたシルエットが特徴のセットアップは、チェックのグラデーションとシャツのプリント柄が相まって、どこか和を感じる独特なムードが漂う。成熟した男だからこその着こなしからは、流行にとらわれないダンディズムが薫る。
上品な色使いのフェアアイルニットを主役に、シルクリネンのシャツとカシミヤシルクのスカーフをプラスし、タイムレスな大人のプレッピースタイルが完成。神田に新しくオープンしたヘアサロン「富士見坂 矢口」には米版『GQ』や『Men’s Club』などの貴重なアーカイブが揃っているので、身だしなみを整えながらプレッピーを学ぶことができる。
時計はジェントルマンの装いのマストアイテムの一つ。オーセンティックなアール・デコのデザインの名品「タンク」ならどんな装いにも品格と華を添えてくれる。英国ブランドらしい、シックなストライプシャツとニットタイを合わせた正統派なスタイリングも今の気分だ。
ブランドのシグネチャー、トレンチコートをダニエル・リーが大胆にアレンジ。「b」バックルモチーフのプリントが施されたサマートレンチコートは、テクニカルファブリックによる軽やかな仕立てで優雅になびく。羽織るだけでスタイルが完成する主役級のコートは今シーズン真っ先に手に入れたい。
俳優
1986年、北海道苫小牧市生まれ。映画『SR サイタマノラッパー』でデビュー。TBSドラマ「最愛」や、主演作の映画『死体の人』など、話題作に出演。高い演技力と圧倒的な存在感で注目を集める。
PHOTOGRAPHS BY GO TANABE
STYLED BY YOSHIYUKI KITAO
HAIR STYLED & MAKE-UP BY KENICHI YAGUCHI