NR | YouGovインフォメーション
新型コロナウイルス自主調査:2021年最新のマスク着用率は?~世界23か国・地域調査~
公表日 2021年02月10日
- 日本リサーチセンター(本社:東京都、代表取締役社長:杉原 領治)は、英国YouGov社と提携して2020年3~5月に実施した新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に関するグローバル自主調査を、日本で2020年12月下旬より再開いたしました。
- 23か国・地域のインターネット調査(18歳以上男女、各国1,000s~2,000sを対象に実施)の結果から、新型コロナウイルスに対する予防策として、「公共の場ではマスクを着用する」行動の実施率が、2020年3~5月から2021年2月上旬まで、各国でどのように変化したかをご紹介いたします。
- 日本で「公共の場ではマスクを着用する」と回答した人の割合は、1回目の緊急事態宣言が発令された2020年3月中旬には62%でしたが、5月上旬には86%まで上昇しました。12月下旬には89%、2回目の緊急事態宣言発令後の2021年1月中旬には90%、2月上旬88%と、高い水準で横ばいとなっています。
- 香港(2020年3月86%→2021年1月81%)、台湾(80%→81%)では2020年3月、2021年1月ともに8割台を維持し、シンガポール(24%→88%)、インド(43%→78%)、インドネシア(48%→81%)、マレーシア(55%→90%)、ベトナム(59%→81%)、フィリピン(59%→84%)、タイ(71%→86%)では、2020年3月の2割~7割台から2021年1月には7割台後半から9割となり、アジアではマスク着用が定着しています。
- 中東でも、2020年3月下旬時点で3割台でしたが、2021年1月末には7割前後まで伸びています(アラブ首長国連邦39%→73%、サウジアラビア35%→67%)。
- 最も変化が大きかったのは欧米で、アメリカ(5%→80%)、カナダ(6%→84%)、フランス(12%→81%)、スペイン(25%→88%)では、マスクを着用する習慣がほとんどなかった2020年3月から着用率が大きく伸び、2021年1月下旬から2月上旬には8割台まで上昇しました。
- 2020年3月には感染が拡大していたイタリアでは、2020年3月中旬時点ですでに59%まで伸びており、2021年1月下旬には80%に達しています。
- ドイツ(1%→75%)、イギリス(2%→74%)と北欧のノルウェー(3%→62%)、デンマーク(1%→65%)、フィンランド(1%→75%)は2020年3月中旬時点での着用率が1~3%と非常に低かったのですが、2021年1月には6~7割台まで上昇しています。2021年1月時点で最も着用率が低いのはスウェーデンで、2020年3月の1%からは大きく伸びたものの、2021年1月時点でも29%に留まっています。
- 新型コロナウイルス感染症の流行が始まって以降、生活習慣も大きく変わってきていますが、世界的にマスクの着用が習慣化され、特に欧米での変化が大きいと言えます。
- 自主調査データについては、下記までお問合せください。
お問い合わせ窓口
株式会社 日本リサーチセンター
YG事業グループ
お問い合わせ専用メール
nrc_yougov@nrc.co.jp