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セレブのツヤ肌の秘訣、“ドライブラッシング”って？
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「美容と健康は切っても切れない関係にあると信じています」と語るグウィネス・パルトロウは、地肌をボディブラシで直接こする「ドライブラッシング」を美容ルーティーンに取り入れていることを『VOGUE』のムービー連載、ビューティー・シークレットで明かしている。
このシンプルなケアについて、「体にとっての『フェイシャル』のようなもの」と話すのは皮膚科医のクエンビー・エリクソン。血流を促すことで皮膚に栄養が届きやすくなるだけでなく、角質除去によって肌が滑らかになり、スキンケアの成分を吸収しやすくなるというのだ。「肌を優しくブラッシングすることで血行やリンパの流れが促進されるだけでなく、古くなった角質を落とすことができます」と、皮膚科医のグレッチェン・W・フリーリング博士も強調する。「血流を改善することで体内のコラーゲンを生成する力が高まり、より健康的な肌を作ることができるのです」
ドライブラッシングのやり方
エステティシャンのジョアンナ・チェコによると、夜ではなく朝、シャワーを浴びる前にドライブラッシングをすると体が活性化されるという。ファッション界の人気フェイシャリスト、タタ・ハーパーもまた、「神経系が刺激されて、マッサージを受けた後のような爽快感が得られる」と太鼓判を押しており、「肌、体、心を健康にする効果が期待できる」と話す。
ドライブラッシングは優しく行うことがキー。フリーリング博士は「週に最大1〜2回まで」とアドバイスしており、肌が弱い人はさらに頻度を落としたほうが良いようだ。初めてトライする人は、まずは肌をそっと撫でるように。また、チェコは「ドライブラッシングは乾いた肌に行うべきものなので、事前にオイルやクリームなどを塗る必要はありません。ブラッシング後に保湿をしましょう」と付け加えた。
押さえるべき注意点
ハーパーはいくつかの注意点も教えてくれた。「足の裏から始めて、脚や腕にブラシをかけながら、上へ上へと向かっていきます。肩や胸のあたりはリンパの流れに逆らわず、心臓に向かうようなストロークで。胴体や背中は、下腹部から上に向かって円を描くように。気持ちよく感じる程度にとどめ、あまり強く押さないように気をつけて。顔や首などのデリケートな部分は、傷つけないためにも避けること」
また、太ももの付け根や脇の下、膝の裏などはリンパの流れを良くする効果があるので、時間をかけてアプローチすると良いそうだ。ドライブラッシングの後はすぐにシャワーを浴びるかお風呂に入れば、ボディオイルやローションが馴染みやすくなり、柔らかく輝かしい肌へと近づけることができる。
老廃物や毒素の排出を促してくれる
ドライブラッシングは、リンパ循環を促すハンドテクニックであるリンパドレナージュと考え方は一緒だ。「リンパ系は体の免疫機能や健康全般に重要な役割を果たすものです。リンパドレナージュによってリンパ系を刺激し、体内の老廃物や毒素を排出する手助けをすることができます」と、ハーパーは説明する。フリーリング博士によると、体内の余分な水分を取り除くことで、むくみを抑える効果も期待できるそうだ。
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Text: Arden Fanning Andrews Adaptation: Motoko Fujita
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