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エリザベス・デビッキ、「ザ・クラウン」のプレミアでダイアナ妃がカンヌ映画祭で着たドレスをオマージュ

「ザ・クラウン」シーズン5のプレミアがロンドンで開催され、エリザベス・デビッキは演じたダイアナ妃に敬意を表するドレスで来場した。
エリザベス・デビッキ、「ザ・クラウン」プレミアElizabeth Debicki attends the World Premiere of Netflix's The Crown Season 5 at the Theatre Royal...
Photo: David M. Benett/Dave Benett/WireImage

Netflixのオリジナル・シリーズ「ザ・クラウン」のシーズン5は、不慮の自動車事故により亡くなったダイアナ妃の最期の日々が描かれるとあって、そのストーリーラインに対して批判の声が配信前から続出した。その結果、予告編に本作は「フィクション」であると注釈をつける事態に発展したため、エマ・コリンから役を引き継いだエリザベス・デビッキはあるインタビューでこう言葉を発している。

「それぞれ見解があることは尊重しますし、出演する俳優として、番組の本質についても理解しています。注釈がつけられたことで、おそらく非難が止み、人々は気持ちを切り替えることができるでしょう」

そんな渦中にいる彼女が11月8日(現地時間)、ロンドンで行われたプレミアに出席。ディオール(DIOR)によるブラックのストラップレスドレスを纏い、亡きプリンセスにオマージュを捧げた。このデザインは、ダイアナ妃が1987年のカンヌ国際映画祭で着用したキャサリン・ウォーカー(CATHERINE WALKER)によるベビーブルーのドレスと同様、リブドレープのビスチェが特徴となっている。

ロイヤル・アルバート・ホールでのプレミアに登場したエリザベス・デビッキ。

Photo: Samir Hussein/WireImage

1987年、カンヌ国際映画祭に来場したダイアナ妃。

Photo: Tim Graham/Getty Images

シンプルなシルエットではあるが、ディオールのアトリエの2人のメンバーが約300時間をかけて完成させたものだという。また漆黒の色が、新シーズンで描かれる時代を想起させ、とりわけイギリス王室の女性メンバーたちが黒を纏って喪に服してきた歴史にも敬意を表している。

Text: Alice Newbold
From VOGUE.CO.UK