9月14日(現地時間)、エリザベス2世の礼拝に出席したキャサリン皇太子妃の胸もとには、ダイヤモンドとパールのリーフブローチがあしらわれていた。これは、女王が73歳の誕生日にソウルを訪問した際に身につけていたもの。キャサリン皇太子妃は、2017年にベルギーで行われたパッシェンデールの戦い100周年のイベントでも同じブローチを選んでいた。
一方、耳もとにはかつてダイアナ元妃が纏ったパールのドロップイヤリングが。これは1981年のチャールズ皇太子との結婚式に先立ち、スペンサー家御用達宝石商のコリングウッドがダイアナ元妃に贈ったもので、彼女のお気に入りだったという。キャサリン皇太子妃は、長年にわたって数々の公式晩餐会でこのイヤリングを身につけており、『VOGUE』の仕事も多く手がけるフォトグラファーのパオロ・ロヴェルシが撮影した40歳の誕生日のポートレートにも納められている。
女王からの個人的な贈り物であることに加え、このブローチとイヤリングは悲しみの象徴でもある。ヴィクトリア女王が最愛の夫であったアルバート王子の死後、色のあるものを二度と纏わなかったことは広く知られているが、煌びやかなジュエリーの代わりに漆黒のジェットと真珠を選ぶようになったのも有名なエピソードだ。
今後もウィンザー家の人々は、身につけるものを通じて故エリザベス女王へ敬意を払い続けるだろう。
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Text: Hayley Maitland Adaptation: Motoko Fujita
From VOGUE.CO.UK