コンテンツにスキップ

とうきびチョコ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
とうきびチョコ
KitKat
販売会社 ホリ[1]、スノーベル
種類 菓子
販売開始年 1985年
完成国 日本の旗 日本
特記事項:
画像はホリのとうきびチョコ
テンプレートを表示

とうきびチョコは、チョコレートトウモロコシを原料にしたコーンパフにコーティングした菓子[1][2]。とうきびとは、トウモロコシの地方名。北海道おみやげの1つであり[3]、北海道の土産の定番との声もある[2]

概要

[編集]

一般的には、ホワイトチョコレートをコーティングした菓子である[1]。メーカーによっては様々なフレーバーのものが販売される。

ホリの製品が知名度高い[1][2]

北海道札幌市白石区に本拠を構える株式会社スノーベル[注釈 1]は「元祖とうきびチョコ ホワイト」・「元祖とうきびチョコ スイート」として販売している。

主な製品

[編集]
黒い恋人(札幌グルメフーズ)
  • ホリのとうきびチョコ - ホリ(砂川市)。認知度が高い製品[1][2]新十津川町のふるさと商品として開発された[6]。パフの軽い食感と優しい甘さが特徴[2]。ホリの主力商品であり、1993年には航空会社の機内菓子にも採用された[7]モンドセレクションの菓子部門で、2000年、2001年、2002年に金賞を受賞した[8][9]。この他に夕張メロン、北海道イチゴ、ハイミルク、プレミアムがある。
  • 元祖とうきびチョコ ホワイト - スノーベル(砂川市)。1985年、販売開始。2005年、パッケージをリニューアル。乾燥させたトウモロコシを高圧でパフにし、それを細かく粉砕したローストアーモンドを混ぜ込んだ液状のホワイトチョコレートでコーティングし四角い棒状に成形。おこしに近い食感と、トウモロコシ本来の甘みや風味により、ホリと並んで人気が高い[2]。元祖とうきびチョコ スイート(2004年6月、販売開始)や焼きとうきびチョコ(札幌市名物の焼きとうきびをイメージ)もある。
  • 北海道チョび - 昭和製菓(函館市)。フリーズドライにしたトウモロコシの粒にチョコレートをコーティングした粒状のもの。2009年より、メディアで芸能人が紹介するなどの機会が増加して知名度が向上し、翌2010年8月までに前年同期比3.3倍の約20万個を売り上げた[10]。同2010年10月からは、セブン-イレブンで全国発売された[10]。郷土色のある優れた観光土産品を選定する「函館圏優良土産品推奨会」では、2009年に函館商工会議所会頭賞[11]、2010年に函館市長賞に選ばれた[12]
  • メロン熊のとうきびチョコ - 北海道物産センター夕張店(夕張市)。ご当地キャラクター「メロン熊」をパッケージに起用したもの。
  • ゆめ咲く咲く - 北菓楼(砂川市)
  • 黒い恋人 - 札幌グルメフーズ札幌市)。旭川市特産の黒豆をチョコレートに練り込んだもの[13]
  • 北海道とうきびコーン クランチチョコ - ロマンス製菓(津別町
  • 北海道とうきびチョコ - ノース・クレール(滝川市
  • sapporoレンガ館のとうきびチョコレート - ファクトリーメセナ(札幌市)。半球形の形状。

脚注・出典

[編集]

注釈

[編集]
  1. ^ 株式会社スノーベルは、正栄食品工業の非連結子会社[4]ではあるが正栄食品工業札幌支店の製菓事業部門である[5]

出典

[編集]
  1. ^ a b c d e 『まっぷる 北海道'17』昭文社、2016年3月15日、47頁。ISBN 978-4-398278395 
  2. ^ a b c d e f Ricca_ricca (2018年5月16日). “北海道土産の大定番「とうきびチョコ」こんなに種類があるって知ってた?”. macaroni. トラストリッジ. p. 1. 2024年7月6日閲覧。
  3. ^ 『るるぶ冬の北海道’15』JTBパブリッシング、2014年10月8日。ISBN 978-4-533-10025-3 
  4. ^ 正栄食品工業株式会社 第65期 有価証券報告書
  5. ^ 正栄食品工業、札幌洋菓子協会50周年記念で「洋菓子技術講習会」開催”. 日本食糧新聞. 日本食糧新聞社 (2002年6月28日). 2016年3月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年10月27日閲覧。
  6. ^ 「新ふるさとの味 北海道・新十津川町 とうきびチョコ」『中日新聞中日新聞社、1995年7月8日、夕刊、8面。
  7. ^ 「国際食品コンクール「とうきびチョコ」金賞 砂川の「ホリ」甘み抑えた味が特徴」『北海道新聞北海道新聞社、2000年7月11日、空B朝刊、21面。
  8. ^ 安味伸一「砂川の夕張メロンゼリー、世界コンクール最高賞 生に近い食感に」『毎日新聞毎日新聞社、2001年6月9日、北海道版、22面。
  9. ^ 川端信廣「北海道発 元気印 ホリ 北のスイーツ、本物以上の味に」『フジサンケイ ビジネスアイ日本工業新聞社、2010年3月25日、17面。
  10. ^ a b 「「北海道チョび」全国で販売へ 昭和製菓」『北海道新聞』2010年9月12日、全道朝刊、11面。
  11. ^ 「銀聖鮭スモークサーモン、七飯スイートりんごわいんキャラメル 函館圏優良土産で最高賞」『北海道新聞』2009年3月26日、函A朝刊、26面。
  12. ^ 第54回 函館圏優良土産品推奨会」(PDF)『ともえ 函館商工会議所報』第327号、函館商工会議所、2010年4月10日、5頁、国立国会図書館書誌ID:49200000000528202024年7月6日閲覧 
  13. ^ Ricca_ricca (2018年5月16日). “北海道土産の大定番「とうきびチョコ」こんなに種類があるって知ってた?”. macaroni. p. 1. 2024年7月6日閲覧。

外部リンク

[編集]