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ベルギー・フランス語

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ベルギー・フランス語
Français de Belgique
話される国 ベルギーコンゴ民主共和国ルワンダブルンジフランス北部
話者数 630万人(ベルギー)
2400万人(コンゴ民主共和国)
78.3万人(ルワンダ)
62.4万人(ブルンジ)
言語系統
言語コード
ISO 639-3
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ベルギー・フランス語(ベルギー・フランスご)は、主にベルギーフランス語共同体で話されているフランス語である。ベルギーのほか、コンゴ民主共和国ルワンダブルンジなどの旧ベルギー領でも使われている。

ベルギーがフランス本土と地理的に近いこともあり、フランスで話されているフランス語(以下、標準フランス語)との違いは若干のイントネーション語彙の違い程度のものが殆どである。

単語の違いの例

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ベルギー・フランス語 標準フランス語 意味
déjeuner petit-déjeuner 朝食
dîner déjeuner 昼食
souper dîner 夕食
chicon endive チコリー
torchon serpillière モップ
drache pluie torrentielle 豪雨
caillant très froid とても寒い
GSM (téléphone) portable 携帯電話
divan canapé ソファー
frigolite polystyrène ポリスチレン
kot logement étudiant 学生寮
farde classeur バインダー
septante soixante-dix 70
nonante quatre-vingt-dix 90
à tantôt à tout à l'heure また後で
  • 標準フランス語では70以降の数字を60+10と表すが、ベルギー・フランス語では「70」という単語で表す。
  • ケベック・フランス語スイス・フランス語と同様に、ベルギー・フランス語も標準フランス語における petit-déjeuner, déjeuner, dîner をそれぞれ déjeuner, dîner, souper と言い表す。