カスタマーレビュー

2024年7月16日に日本でレビュー済み
保守系のYouTubeで故安倍晋三氏の祥月命日にこの本のことを熱く語っており、まあ、読んでみようかと購入した。個人的に安倍氏の人柄が好きだった当方は、読むのはやめようかとも思った。しかし国政を預かる政治家とは清濁併せ飲まなければやってはいけないことを知っているため、今更安倍氏をどう書かれていても構わないと決めて読んだ。
フィクションであるので、という前提の割にかなりいい点を突いていると感じた。
 読後感としては、御涙頂戴ものではないということ。フィクション上、登場人物が死んだりもするが気にならなかった。
いい点、というのは複数犯であるとか、実際の狙撃者は誰であるとかそういうことでは全くない。黒幕説もどうでもよい話であった。但し、何故安倍氏が奈良で命を落としたのか、という着眼点は意味があると感じた。
よくまとまっているが、複数回読まなくとも著者の言わんとしているところは徹頭徹尾変わらないので一度読んで各自が答え合わせをするのには役立つかもしれない。
 この著書の意義は、日本人よ、目覚めよ。
大勢に流されるのではなく、自分で我が国、自らが置かれている現状について、国政について考えよ。という主旨を感じた。
日本人は如何に今まで勤勉だが、おかしいことに気付かない、考えようともしない。そんな現代の日本人がそれに気付いていくプロセスとして相応しい著書であると感じる。
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