FASHION / TREND & STORY

リアーナがメットガラで着用予定だったジャワラ アレイン。カリブ海出身の誇りを胸に、グローバルな舞台へ【若手デザイナー連載】

2024年のメットガラで、リアーナが着用する予定だったロンドン発のジャワラ アレイン(JAWARA ALLEYNE)。そのルックは惜しくも彼女の体調不良によりお蔵入りとなってしまったが、世界的ファッションアイコンの支持を獲得した今、カリブ海出身のデザイナーはグローバルな舞台へと飛躍を遂げようとしている。
Photo: Robert Kamau/Getty Images

ミュージシャンとしてだけでなく、ビジネスウーマン、そしてファッションアイコンとしてその地位を不動のものとしているリアーナ。そんな彼女が今、次なるイット・デザイナーとして目を掛けるのが、ロンドンを拠点とするジャワラ アレイン(JAWARA ALLEYNE)だ。

リアーナは今年7月、ニューヨークでアレインによるグラフィックTシャツプーマPUMA)のトラックボトムとスニーカー、グッチGUCCI)のトートバッグ、そしてジェントル モンスターGENTLE MONSTER)のサングラスとともに着用しているところをキャッチされているが、この日以前にも2024年春夏コレクションを幾度となく纏っており、すでにかなりの数のアイテムを手に入れていることがわかる。

アレインによるコレクションをオフの日も愛用している様子。グラフィックTシャツは瞬く間に完売した。

Photo: Backgrid/Aflo

今年5月、ニューヨークでエイサップ・ロッキーと母の日のデートをするリアーナ。コムデギャルソンによる2003年春夏コレクションのトップと合わせて。

Photo: Robert Kamau/Getty Images

リアーナのお墨付きを得るのは決して容易なことではなく、彼女のワードローブにこれほどの影響を与えたデザイナーの数は多くない。今年4月、彼女は元スタイリストのメル・オッテンバーグとのインタビューでもアレインを支持し、メットガラでは彼によるカスタムドレスを着用する予定だった。あいにくインフルエンザによる体調不良のためそのルックはお蔵入りとなってしまったが、それから1週間も経たないうちに、彼女は2024年春夏コレクションのドレープスカートを穿いているところが目撃されている。

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長年のミューズであったリアーナのサポートを得るということは、アレインにとって大きな意味を持つ。「歴史的にグローバルなファッションシーンでの表現が限られていたカリブ海出身者として、リアーナのサポートには力づけられると同時に、勇気をもらっています。彼女は私の作品に対する姿勢に影響を与えてくれる存在です」とデザイナー。現在はリアーナが着用したアイテムのオーダーメイドサービスもローンチしている。「私のコレクションにはセンシュアリティが宿っています。着る人が自分らしくいられるような服を作っていきたいです」

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Text: Daniel Rodgers Adaptation: Motoko Fujita
From VOGUE.CO.UK